水戸市建設業協同組合(秋山進理事長)は11月10日、県建設業協会水戸支部(尾曽正人支部長)との共催で、水戸市発注の「東町運動公園体育館建設工事」の合同現場見学会を開催しました。40人以上が参加し、完成に向けて順調に工事の進む優良現場を見学しました。
組合と同支部は毎年、民間や自治体などの優良現場見学会を開催しています。今回の現場では、清水・岡部・東洋JVが施工を担当し、RC造一部S造3階建て(地下1階)、延べ1万6803㎡の新体育館の建設工事が行われています。工期は来年10月まで。施工者が実施設計段階から関与するECI方式を採用しており、2019年開催の茨城国体では、レスリングとフェンシングの競技会場となっています。
冒頭、県建設業協会水戸支部の荒川芳和副支部長が「水戸市では大型事業が目白押し。本日の現場は新しい工法が採用されているなど、めったに見られない絶好の機会なので、しっかりと見学して、安全で事故のない現場づくりに役立ててほしい」とあいさつしました。
続いて、作業所工事長の川上堂生氏が、工事の概要や進捗状況について解説。現場では、労務不足解消のため、工業化や躯体ユニット化を提案するとともに、安全作業として、屋根張弦梁鉄骨の施工検証や小型重機の選定などの技術提案を行っています。
その後は2班に分かれ、メイン・サブアリーナとも順調に建設が進む現場の様子を見学。現場見学後は、事務所休憩室で質疑応答を行いました。現場における女性スタッフの人数についての質問が出るなど、活発に意見を交換しました。